- イントロダクション
- そもそも「工法」とは?
- 木造住宅工法の種類・メリットデメリット
① 木造軸組み工法
②ツーバイフォー工法
③ハイブリッド工法 - まとめ
こんにちは!スタイルハウスです。
家を建てる際に気を付けたいポイントのひとつに挙げられるのが「工法」です。
人間と同様、家も土台や骨がしっかりとしていることで安心・安全につながります。
このコラムでは木造住宅の主な工法とメリットデメリット、そして今注目されている「ハイブリッド工法」についてご紹介します!
ぜひ、今後のお家づくりにお役立てください♪
2.そもそも「工法」とは?
「工法」とは家の建てる方法のことで、工法によって素材や構造が大きく違ってきます。
住宅工法にはさまざまなしゅるいがありますが、ある工法が優れているわけでは無く、
それぞれがメリットとデメリットを持っています。
戸建て住宅を検討する際は、住宅工法の特徴を把握することが重要になります。
3.木造住宅工法の種類
木造住宅は大きく「木造軸組工法」と「木造枠組壁(2×4)工法」の2種類に分けられます。
軸組工法は点を結ぶように構造物を造っていく工法で、枠組壁工法(2×4)工法)は面を組み立てて構造物を造る工法です。
このコラムでは上記工法の「いいとこどり」をした、今注目の「ハイブリッド工法」もご紹介します!
①木造軸組工法
木造軸組工法は日本古来の工法で、在来工法ともいわれます。
柱を立て、梁を水平に渡し、筋交いという斜めの材を入れて補強……という具合に家を建てます。
このように柱や梁、筋交いなどを使って、まるで空間上の点を結ぶかのように空間を構成します。
この工法のメリットは、まず設計の自由度が高いことです。
点と点を結ぶように柱や梁を組んでいくので、点の位置によって空間の形や広さを自由に決めることができます。
点から点の距離は自由に決められる訳なので開口部を大きく取ることもできます。
増改築も、他の工法に比べると簡単にできるところが魅力的です。
将来的にも家族構成の変化で間取りを変えたり、部屋を増やすなどの増築がやりやすいのは安心かつ嬉しいですね!
ただ構造上、耐震性を確保するために必ず柱や筋交いを入れないといけない場所などは出てくるので、その点は設計段階でちゃんと確認しておきましょう。
対して挙げられるデメリットとして、工務店や大工さんの腕次第で仕上がりや耐久性に差が出ることです。
また、柱のない大きな空間に対する設計は難しいため、検討している方は他の工法がマッチするかもしれません。
②木造枠組壁(2×4)工法
一方で木造枠組壁工法は、戦後に北米から輸入されたツーバイフォー(2×4)工法が代表的です。
木製パネルと角材(2インチ×4インチ※)でつくったパネルで壁や床、天井という面をつくり、
この面を組み立ててできる6面体の構造をベースに家を建てます。
輸入住宅やログハウスなども基本的に面の構成ですから、木造枠組壁工法の一種といえます。
主に低層集合住宅などに用いられるコンクリートの壁式構造も同じ考え方です。
※角材のサイズによって、ツーバイシックス(2インチ×6インチ)、ツーバイエイト(2インチ×8インチ)、ツーバイテン(2インチ×10インチ)などの工法があります。
この工法のメリットは、規格化された工法だから職人さんの技術に左右されにくく、品質が安定していることです。
その為工期も短期間です。
水平・垂直にかかる重さをを壁全体で受け止めることができることから、耐震性もしっかりとしています。
③ハイブリッド工法
スタイルハウスの家は、上記それぞれの長所を組み合わせた
木造軸組工法と木造枠組壁(2×4)工法=「ハイブリッド工法」を採用しています。
土台、柱、梁で組み上げ、筋交いを使わずに構造材の外側に”耐力壁”としてパネルを張り詰め、必要とする部分に筋交いを施工します。
「点」ではなく「面」で建物を支えられるので、この工法のメリットは地震による揺れにも、強い風にも耐えれることです。
つまり、木造軸組工法と2×4工法の「いいとこどり」の工法というわけです💡
軸組工法では、柱だけだと耐震性が低いので筋交いで耐力壁を作る必要がありますが、
これに耐震性の高い2×4工法のパネルが加わることによって、地震に強い家を建てることができます。
4.まとめ
住宅の工法は耐震性や耐火性、耐久性や断熱性能、デザイン・プランの自由度、工期、コストなど
それぞれに特徴があるほか、土地との相性もあります。
また住み心地も人それぞれで、感じ方も人によって大きく変わってきます。
じっくりと研究し自分に最適な工法を選ぶことをおすすめします。
是非一度、お近くの展示場やモデルハウスにお越しください。実例をお見せしながら、詳しくご説明いたします。