こんにちは、スタイルハウスです。
突然ですが、ベネッセ教育総合研究所が発表した調査結果によると、自分の家のリビングで勉強すると答えた小学生は84.3%、中学生が68.7%ということが分かっています。
リビング学習をする子どもたちが多くなってきた今、実は注意すべき点がいくつかあります。
今回は子育てにおける家づくりの一環でリビング学習を考えている方に、ぜひ知っていただきたいことをまとめました。
目次
a 1 リビング学習の目的を理解すること
a 2 注文住宅の設計で注意すべきこと
a 3 具体的なレイアウトについて
a 4 まとめ
リビング学習の目的を理解すること
上記の調査結果を受けて、リビング学習を行えば成績が良くなるとの見解がみられています。
ですが、これはあくまでも結果論であって、リビング学習をしなければ成績が上がらないというわけではありません。
子ども部屋で勉強をすると成績が上がらないというわけではありません。
ではなぜ、リビング学習がこれほどまでに注目されているのでしょうか。
キーワードとなっているのは、子どもが安心できるということです。常に親がそばにいてくれて、わからないことがあれば聞くことができます。
また時に褒めてくれることが嬉しいと感じることもあると思います。
こういったプラスの感情が成績にも結びついてくるのだと考えられます。
リビング学習の最大の効果は、子どもの自立心を育てることにあります。
安心して勉強するうちに、勉強するという行為そのものが習慣として身に付くようになると考えられます。
すると、勉強そのものが楽しいと思えるようになりますし、そうなるともっと集中できる環境が欲しいと思うかもしれません。
リビング学習はそのような自立心が生まれるまでの一時的な手段と考えておいた方が良いでしょう。
a
注文住宅の設計で注意すべきこと
ではリビング学習を考慮した注文住宅の設計で、注意しておくべきことは何でしょうか。
a
通常リビングはメインの生活空間となるため、できる限り荷物などが散乱しないよう収納に工夫するかと思います。
では、そのようなリビング収納でスッキリと片付いた環境で勉強する子どもの視点から考えると、どうでしょうか?
a
集中できる環境で勉強することは大切です。しかし、リビング学習は自立心が生まれるまでの手段と考えます。
つまり大事なことは、学習する習慣を身に付けることであって、決して集中できる環境を作ることではないということです。
そして子どもは、外部からの様々な刺激を受けて学習します。おもちゃもその意味では、大事な学習用具と言えます。
つまり、綺麗に片付いた環境では、かえって子どもは刺激を受けることがないので学習効率は下がると言えます。
もちろん興味を引くようなおもちゃを散乱させておくのはいけません。
その代わり適度に雑貨などが目に入るようなインテリアを心がけるとよいのではないでしょうか。
具体的なレイアウトについて
リビング学習で大事なのは、親が子どもに声かけできる距離にいることです。
たとえばキッチンは、できればアイランド型にすると台所作業をしながら子供の様子を見ることができます。
また兄弟・姉妹がいる場合、テレビを観ていても集中できるよう、設計する際にダイニングテーブルとテレビの配置を考える必要もあります。
また十分な照明を確保するために天井からペンダントライトを吊り下げるか、学習用の照明が使えるようにコンセントの設置が必要になります。
そういった、生活のイメージを膨らまし、また子どもの成長に合わせられるお家づくりが大切になります。
↑キッチンに横付けしたダイニングテーブル
※写真は弊社施工事例です。→施工事例をもっと見る
a
↑キッチン正面に配置されたスタディスペース。
※写真は弊社施工事例です。→施工事例をもっと見る
まとめ
リビング学習はあくまでも子供が自ら勉強する習慣を身に付けるまでのことです。
いずれは一人で集中したいと思うようになるでしょうし、その時に備えてきちんと子供部屋も用意する必要もあります。
今回挙げたポイントを押さえて、スタイルハウスと一緒に最高のお家づくりをしましょう。